meta theme-color の解説
1. 役割
- ページを開いたときに、ブラウザの アドレスバーやタブの背景色 を指定色に変える。
- スマホの「ホーム画面に追加」時の表示色にも影響する(PWA風の体験を演出できる)。
2. 基本の書き方
<meta name="theme-color" content="#ffffff"> contentに CSS カラー値(HEX / RGB / hsl / 名前色など)を指定。- 推奨は HEX(#RRGGBB)。
3. 複数スキーム対応(2025年のベストプラクティス)
OSやブラウザがダークモードのときは違う色にしたい → media 属性を併用できます。
<meta name="theme-color" content="#ffffff" media="(prefers-color-scheme: light)">
<meta name="theme-color" content="#111111" media="(prefers-color-scheme: dark)"> - OS設定に応じて色を切り替え可能。
- Android Chrome / Safari / Edge など主要ブラウザが対応。
4. 効果が出る場所
- Android Chrome: アドレスバーやタスク切り替え画面のバーの色
- iOS Safari: 近年サポートされ、タブ背景などが変化
- デスクトップ Chrome/Edge: タブ色やタイトルバーに反映(テーマ依存)
- PWA(インストール時): スプラッシュ画面やウィンドウ枠の色
5. 注意点
- 背景色と揃えるのが基本 ページの <body> 背景と大きく違う色を設定すると「読み込み中に色が変わる」ので不自然。
- 1つだけだとライト/ダークで違和感が出る
必要なら
media="(prefers-color-scheme: …)"を使って切替える。 - SEOには無関係 完全に見た目やユーザー体験のための設定。
6. まとめ
<meta name="theme-color">は ブラウザUIの色を決めるタグ。- SEO効果はないが、UI一体感を演出できる → ブランド感UP。
- 2025年の標準はライト/ダーク両方指定。